ごあいさつ

会長 遠藤 芳郎

 平素は当協会の運営につきまして、深いご理解とご協力を賜り、衷心より御礼申し上げます。

  さて、当協会を取巻く環境につきましては、関連予算の減少、過当競争によるダンピングの増加そして、貸渋りと貸剥がし更に、建設資材の高騰も相俟って将来へ投資(設備投資・新技能開発・人材育成等)をする地域の有力な企業が淘汰され、本末転倒と危惧する中において、平成20年9月に「安心実現のための緊急総合対策(8項目)」とセフテイネット貸付の方向が打ち出されました。

  また、建設産業ものづくりに欠くことのできない「人づくり」においても、現場施工の生産性向上と品質・安全の確保を目的とした基幹技能者の登録と評価する制度がスタートしました。まさに、総合評価方式の採用と併せ、平成17年に制定されました品確法に定める「経営と技術に優れる企業が評価」される方向へ転換され、一陽来復の兆しといった感であります。

  交通事故の死傷者数並びに発生件数においては年々減少傾向にあるものの、毎年5,000人を超える尊い生命が犠牲になり、毎年国民の100人に一人が「痛い」思いをする深刻な状況になっています。
以上のことにより、国と地方が連携し(1)事故危険箇所対策(2)通学路を含めた生活道路事故抑止対策そして、(3)安全安心な自転車走行空間の整備が始まります。

 また、多くの社会資本においては大量更新の時代を迎え、道路標識・標示においても「安全運転への道標そして、合理的な目的地への情報発信源」として欠くことのできない重要な施設であり、適切に維持管理され、良好に保全されなければならない。

  このようなことから、喫緊の重要テーマとして三つあると考えます。

  まず、路面標示施工技能士制度と両輪となる基幹技能者を意識した標識施工技能者
(仮称)制度の立上げと共に標識設置管理士の拡充を含めレベルアップし、交通の安全と円滑化を通じ社会の役に立っていく。
  二つ目として、H20年5月には「路面標示と交通安全」同年10月には「道路標識維持管理マニュアル」を策定した訳ですが、点検の制度化への一考察として働きかけていく。
  三つ目として、平成20年12月から施行された新しい公益法人制度改革への対応であります。

 「価格競争から新たな技術・技能の革新」へ矛先を変え、安全・安心をベースに、優しさ(地球環境に・子供たちに・お年寄りに・障害者に・外国人に)と美しさ(景観とマナー)そして、魅力ある街づくりに関わりながら一翼を担っていく。
我々の使命であり、誇りでもあります。

  つきましては、関係各位の皆様の温かいご支援と倍旧のご指導をお願い申し上げます。